ぽかべです。こんにちは。
突然ですが、ぽかべは中学生の時から「出る杭」で、部活の先輩とクソ仲が悪かったんです。
いつも聞こえるように悪口を言われたり、持ち物を隠されたり、結構ヒドイ扱いを受けていました。
当時の日記が呪詛だらけになるほどには、そこそこつらかったです。
なんか言われてるだけなら、受け身で黙ってれば勝手に終わるんですけど、
一個だけ、受け流せない形態のものがありました。
それが「呼び出し」。
読んで字の如し。「誰かに言いたいこと・やりたいことがある人」が、対象の相手を人目のつかないところに呼び出して、そこで気持ちを吐露したり、行為に及ぶこと。
よくある例としては、体育館裏で告白や(ほっこり)、体育館裏でリンチ(がっかり)。あと、先輩から後輩にヤキ入れるのにも使用する。ぽかべの場合は、ヤキ入れに該当。
今回は、ぽかべが中学時代に実際に受けたクソどうでもいい呼び出し内容を晒して、供養していきます。
もくじ
呼び出しエントリーNo.1:ぽかべさん、ジャージちゃんと着てる?

みなさんの中学校にも、指定のジャージがあったことと思います。
ぽかべの中学校にもありました。そして、謎の「ジャージ着る時のルール」なるものも、同時に存在していました。
そのルールとは・・
“下級生は、ジャージの前チャックを開けてはいけない”

↑
そう、この前チャックの部分ね。
はい、ここで「ハァ?」って思った人、正解ね。
その感覚正しいから普通に自信持ってください。
で、たぶんこのルール、女子限定でした。
サッカー部とか野球部の男子、ふつうに開けてた気がするので。
あと、開けちゃいけないのは部単位とかじゃなくて、学年全体。中1−2年の女子は、みんな開けちゃダメでした。
そう、あれはぽかべが中学2年生のある日・・・。
「林間学校」と称して、ちょっと遠いところに2泊3日くらいで学年全員がでかけたんですね。
そこで、一部の生徒がひらめいた。「林間学校は同級生しかいないし、先輩が見てないから、チャック開けててもバレないんじゃね!?wwwww」
彼女たちは、前チャックをここぞとばかりに全開にして、束の間の特権階級気分を味わっているようでした。
一方ぽかべは、入部早々に自由な言動を先輩にちくられ、目をつけられた経験があったので、
「そんなことしたら、ちくられてバレるに決まってんじゃん。おバカやな。」
と、そんな同級生を横目に見つつ、チャックをガチガチに閉じたまま林間学校を終えました。
天敵を警戒したハマグリよりはガッチガチでしたね。
林間学校が終わって、通常通りの登校に戻った翌日。
たしか、部活の自主練習中かなんかに、いきなり1個上の先輩がこっち来て言いました。
「ぽかべさん、ちょっと来て。」
そう、呼び出しです。
突然のことにあわてるぽかべ。
「え・・ワイ、なんかしたっけ?(:;゜;ё;゜;:) 」
チラチラと横目で見てくる部活の同級生たち。
ぽかべはもはや、SEKAI NO OWARI みたいな顔面蒼白の顔しながら、
これから起こるコトへの恐怖で頭真っ白の心臓バクバク。(ちなみに楽器持ったまま)
その状態のままについていくと、そこはいかにも呼び出しスポット的な人気のない校舎裏。
正直、「あ、終わったな」と思いました。だって助けも呼べないし。
そしてそこには、もう一人別の先輩がいました。
2対1の状態で、「何を言われるんだろう・・何を言われるんだろう・・」と居心地悪く待っていたら、一言こう切り出されました。
「林間学校で、ジャージのチャック開けてたの?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

チャック開けてねーよ。いい加減にしろ。
脳内で思考が駆け巡る。
「なぜ、私なのか」
「なぜ、濡れ衣を着せられなきゃならないのか」
「なぜ、クソカジュアルなはずのジャージという衣服の、しかもチャックごときでこんなクソみたいな、つらい思いをせにゃならんのか?」
様々な感情が入り乱れ、
「開けていません。チャックを開けていません。」
と涙を流しながら、一歩間違えれば下ネタに間違われるような言葉で必死に弁明しました。
さすがにもう懲りたろうと思われたのか、
15分くらい経って、「気をつけてね。」という謎の忠告とともに解放されました。
何に気をつけるんか? うっかりチャックを開けないように気をつけるんか?ねえ答えて。
【議題】そもそもなぜ、チャックを開けてはいけないのか。
このシンプルな問いは、中学時代に最も触れてはいけないタブーであり、パンドラの箱。
これを口にしようものなら、学校の敷地内でそいつの姿を見ることは二度とかなわなくなっていたでしょう。
なぜ開けちゃダメかなんて、理由はわかりません。
おそらくダレも知らないし考えてもいません。
というか理由なんて、存在すらしていないと思います。
開けちゃダメだから、開けちゃダメなんです。
お金には価値があるから、価値がある!そうみんなが思い込んでるから価値がある。それと同じ。
後輩はダメ。先輩だけ開けていい。
そういう特別感を出すための、クソくだらん因習なんですよ。
ちなみに、私たちが中3になった時に、「やっぱこの文化クソくだらんよね」って話になって、
うちらの代から、このチャック処女を守リ抜け文化は廃止しました。
めでたしめでたし。
でもあの濡れ衣、やっぱ納得いかないわw。
呼び出しエントリーNo.2:シャケ

ある日また、部活の先輩に呼び出されました。
今度は、ちょっと人目につきやすい、校舎沿いのスペース。
人目につかないのも終わった感あるけど、誰かに見られるのもそれはそれでみっともなくてイヤや。そう感じました。
あと、また先輩2人と私1人でしたね。なんで1対1で来ないんだろう?卑怯だよなー。
しかもその時は、楽器がうまくてちょっと憧れてた先輩もいたので、ショックでした。
加えて、呼び出し内容が、その憧れてた先輩の悪口言ってんの?って内容。
あんまり詳しく覚えてないんですが、
悪口言ったつもりもないし、その先輩のこと好きだし・・そう受け取られてたらすみません。
みたいなことを話したような気がします。
こんな感じで号泣しながら話したら、その憧れの先輩もなんか泣いてたのを覚えてます。
まあ、先方も泣くくらいだし、本当に私の言動で傷つけてたら申し訳なかったけど、呼び出しの他にやり方ないんかい、君たち。
あと、私は先輩に聞こえるように悪口いったりした覚えはないので、
もしそれっぽいこと言ってたとしたら、誰かにヘンに話盛られつつ、ちくられてますね。
それにしても、ちくってばっかで揚げ足取るのが趣味みたいなやつがいるんですよね、いつの時代も。
暇なんだね〜。楽器練習しろ楽器。
で、この呼び出しは終了かな〜と思ってた矢先、とんでもねえ追加質問が。
「●●ちゃん(部活の他の先輩)のこと、シャケって呼んでるの?」

・・・・・・・???
シャケ

・・・シャケ?

シャケ・・・

シャケ!!・・・

・・・・・・・・シャケ。
と、このように、30秒考えても全くわけがわからなかったので、
「・・・・・・しゃけ?」
ありのままの感想を提示してみました。
そしたら、「まあ呼んでないよね」と勝手に納得され、音速で解放されました。
なんなんだよオイ。
後日談、その●●ちゃんという先輩に対してシャケと呼んでた人が他にいたらしく(しかも先輩たちの間で)、
●●ちゃんは避けられてる→避け→さけ→さぁゃけ→しゃけ→シャケ
ってことらしいです。
ただのダジャレじゃねーか。ふざけんな。
しかもその先輩、別にシャケられてなかった気がするし。
まーた濡れ衣でしたね。
部活の人間関係が合わなくても、問題ないです。
呼び出しとかいうクソくだらん経験をしても、
ぽかべはそれでも吹奏楽が好きだったので、部活は最後まで続けました。
人間関係のクソくだらなさ<音楽が好きという気持ち
好きの気持ちのほうが勝ってたので、「まいっか」と思って、続けました。
私は結果的に続けたけど、べつに続けても続けてなくても、
どのみち、それはそれで人生幸せになってたんだろうと思います。
だって、辞めたら辞めたで、また別の時間の使い方をして、別の経験を得ていただろうから。トレードオフ。
だから、もし今悩んでる生徒さんがいたら、「きみの好きにしや!」って言います。
中学校や部活という、日本レベル、世界レベルで見たらとんでもなく小さなコミュニティで、
人間関係がうまくいかなくても、大丈夫。
世界にはかならず、うまくやっていけるコミュニティが見つかるし。
だから、どっかでうまくいかなくても別を探せば大丈夫。
そんなコミュニティに固執する必要もないので、
「合わねーな」と思ったら、辞めてもいいんよね。
周りに合わせまくって、消耗する必要はぜんぜんないよー!ってことは伝えたいなあ。

それでは、以上です。
お読みいただきありがとうございました。