まだ28歳だった大学の先輩が、突然亡くなった。あまりに突然だった

 

数日前、お世話になっていた大学のサークルの先輩が亡くなったと聞いた。

あまりに突然のことで耳を疑った。

まだ、28歳という若さだった。

先輩は数年間、治すのがむずかしい病気とたたかっていたようだった。

 

先輩には夢があった

 

先輩には小説家になるという夢があって、定期的に小説や漫画を書いてネットにアップしていた。

大学時代には、ただメシを食いに行っただけなのに、

スキあらば小説を書きためたノートを取り出して「読め!」と渡されたこともある。

そのときはしぶしぶ読んだけど、先輩の文章は読みやすくて、いざ読み始めるとけっこう夢中で読んだのを覚えてる。

 

先輩の作風は、とある作家にかなり影響されていた。

「ショートショート」というとても短い読み切りSF小説で有名な作家の「星新一」。

先輩のペンネームも、星新一をもじった名前にしていた。

 

私も星新一が大好きで、先輩とよくその話をした。

先輩の小説も、まさしく星新一のソレのように、

物語の終盤に設定のどんでん返しがあるようなストーリーが多くて感心していた。

それを指摘すると、「そうなんだよ、ちょっと意識したんだよ」と嬉しそうにしていた。

 

 

2年ほど話をしていなかったけど、ブログを始めてから突然連絡をくれた

 

わたしがブログを書き始めてから、先輩はよくFacebookでコメントをくれた。

先輩は小説家で文法がきちんとした人だったから、だいたいレトリック的な部分で指摘をくれた。

 

その流れで、Facebookのメッセンジャーでやりとりをするようになる。

いちど、オンラインで話しましょうということになり、Zoomでカメラ付きで話をした。

 

そこに写ってた先輩は、頭髪がなくて、呼吸器が常に繋がってた。

突然のことにびっくりしていたら、いままでの経緯を話してくれた。

職場で働いていたけど、本当にしんどくなって、「何かがおかしいぞ」と思い病院に行ったら、

即入院して今に至るということも。

 

わたしがちょっとだけ気を使いながら、先輩印象が変わりましたね〜と言っていたら、

わざとスマホのカメラで頭をうつし、「そーなんだよ俺今髪がねーんだよーw」とおどけていたのが印象に残った。

先輩は、つらい治療を何年間もやって気が狂いそうだった!と言うけど、底抜けに明るかった。

 

 

先輩から、ブログへのアドバイスをたくさんもらった

 

「一緒に知名度をあげよう、仲間として協力しよう」

そう言ってくれた先輩。

 

「お前のブログは、内容は超面白い。でも文法がめちゃくちゃだ。」

「すごく読みにくいけど、内容で読ませている状態だから、文法を改善しろ」

「この参考書を使え」

 

そう言って教えてくれたのが、この参考書だった。

 

 

中学文法かよ!?私の文法力は中学生レベルなのか・・とほほ・・

そう思ったけど、先輩の目は真剣だった。

 

「わかりました、やりますね・・・」

そう答えるしかなかった。でも心の底では「確かにこれをちゃんとやるべきだ」と思っていた。

 

ほかにも、わたしは実はコスメとか美容とかすごく好きで、そっち系のブログもいつかは始めたいな〜と思うんです、

ブスでも美容したい、みたいなテーマで。

・・と言ったら、怒られた。

 

「ブスじゃないから、ダメだ」「ブスじゃないのに、そんなことしても中途半端だ」と。

 

でも、大学時代はずっとブスキャラだったし。・・と言ったら、「それは早稲田文化だから」とバッサリ。

まあそのかわり、わたしのことをとびきり美人だとも言わない・・。

先輩はいつも本当のことしか言わなかったな。

 

 

私も先輩も、闘病記を世に出したかった。その途上だった

 

先輩は、じぶんの闘病記を世に出したい、「バズらせたい」と繰り返した。

そのために、お前のブログにまずインタビュー記事を書いてくれ、と言っていた。

金ならある、ちゃんと書いてくれたらいくらでも上乗せする、とも。

 

わたしも、先輩の気づきが加えられた記事だったら絶対に形に残すべきだと思っていた。

この項目が知りたい、と質問をまとめたワードファイルを送信。

 

「書いときます」と言ってもらえたけど、

あるとき、「ちょっと体調が良くない」という連絡をもらった日から返信が来なくなった。

 

わたしも、絶対に無理はしちゃいけないと思っていたし、

また、日々なんだかんだと忙しさにかまけ、フォローできていなかった。

 

それが最後のやりとりになってしまうとは・・・

 

 

「ライターは自分を叩き売りしてはいけない」

 

先輩はライティングで、ひどい値段で案件を受けたことがあったらしい。

書いても書いても薄給・・・みたいな案件。知り合い価格で受けてしまったらしい。

 

その経験から、「やっぱりライターは自分を安売りしちゃダメだ」と気づき、またそれが業界のためだともこぼしていた。

 

わたしも、先輩の闘病記インタビューについて、最初はおそるおそる希望価格を提示したけど、

(お金もらって書くなんてはじめてだったし)

「バカか!そんなんじゃ安すぎだ」「取材費もきっちり請求しろ」と叱られた。

 

そんな・・・と言おうとして、たたみかけるように

「お前みたいな実力がある人が、自分を安売りしていたら業界全体にとって迷惑だ」とも。

 

評価された嬉しさというよりも、

仕事をプロとして受ける、ということ1つとっても、業界全体を俯瞰する視点で見ていたことに驚いた。

 

ああ、先輩はクリエイターだ。

その時、心底そう感じた。

 

 

なんで、何もかもが突然なんだろう

 

もっと早く先輩に連絡しておけばよかった。

もっと早くインタビューしておけばよかった。

もっと早く形に残せていれば。

 

そんな風に、ありもしない可能性について考えてしまうこともあるけど、

もう前を向くしかない。

 

私がこれからできることは、

先輩がどっかに闘病記を遺していないか?

まだ世に出せるチャンスがあるのではないか?を、できる範囲で確認すること。

 

また、先輩が遺した作品をすこしでも多くの人に読んでもらうこと。

この2作はとくに誰でも楽しめる素敵な作品なので、ぜひ1度はのぞいてみてください。お願いします。

 

 

↑↑これまじで面白いです。続編がないのが残念。先輩に催促しまくってました。

 

 

 

あと、一番やらなきゃいけないことは・・・・

先輩に教えてもらったドリルをこなし、文法をレベルアップさせること!!!

これは、もう約束なので、絶対やります。7月に。

 

見てろよ先輩w

 

 

まいにち全力で生きてる?

 

毎朝、今日という日を人生最後の日だと考える、つまり、自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。ジョブズはこれまで人生を左右する重大な選択を迫られた時には常に、決断を下す最も大きな助けになったとスピーチで語っています。
引用:思考の整理日記

 

有名なジョブスの死生観ですが、ほんとに人間いつ急にゴールを迎えるかわからないよ。

明日かもしれないです。それがわかっていたら、今日をどう過ごしますか?

 

不安定とか。

恥ずかしいとか。

面倒だとか。

 

マジで、そんなこと言ってる場合じゃない。

 

やりたいことやって生きようよ!

 

 

先輩、ありがとう。

中学文法カンペキにして、絶対「書くこと」で先輩の分まで売れたるからねーっ!!!!

 

 

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