こんにちは、ぽかべです。
2020年6月に「ぽかべちゃんいますか」という名前のセックスカウンセリングを始めました!
「カウンセリングなのに、なんやその変な名前w」って感じですが、この名前には、ここ2年間の試行錯誤や想いがギュッとつまっているなと実感します。
今回は、この「ぽかべちゃんいますか」を開始するまでの経緯を書きのこしておきたいなと思います。
「ぽかべちゃんいますか」で作りたいのは【安心できる空間】
「安心できる空間をつくる」。もうホント、これに尽きるなと思います。
私自身が、安心できる空間に救われた原体験があります。その原体験を、過去の私のような相手に再現したい…と言ってもいいかもしれません。
ちょっと長くなりますが、私が安心できる空間に出会って、人生が大きく変わった話をさせてください。
わたしは幼少期から、人間関係に何かしらの不安を抱えて過ごしている子どもでした。
それをずっと引きずったまま成人し、表面上は明るくニコニコしていても、内心は自分への自信のなさや無価値感にずっと苦しんでいました。
苦しいなら誰かに言えばいいじゃん!と思うかもしれません。でも、そういう弱みを含めたありのままの自分を「表現していいんだ!」と心から実感できる相手がいなかったんです。
きっと、話を聞いてくれるような理解のある人は周りに必ずいたでしょう。でも、嫌われたらどうしよう…見捨てられたらどうしよう…と、私自身の恐怖心が拭えず、結局、心を許せる相手はできませんでした。
私は「学歴」とか「就職」などの肩書きを使って武装することでカモフラージュしていました。実際に、中身がポンコツの割にはよく頑張っていたなと思います。
でも、そんな見せかけの自信は脆い(もろい)もの。就職先で仕事につまずくと、あっという間にちっぽけなプライドはズタズタになり、簡単に自分を見失いました。
そりゃそうです、だって今まで「人の期待に応えるにはどうすればいいか」ばかり気にして、「自分は本当にはどうしたいのか」を考えてこなかったのですから。
いくら努力しても、人の期待がついてこなかったら、自分自身の意思は何も残らなくなって、迷子になっちゃいますよね。
26歳になり、都内で会社員をしていたとき、とある夜に、とつぜん嘔吐と下痢が止まらなくなってしまいました。
腹部全体を不快感が覆い、ロクに呼吸もできず、苦しすぎて寝付けず、ただただふとんに横になって時間がすぎるのを待っていたあの絶望感。今でもめっちゃリアルに思い出すことができます。
家が遠かったこともあり、当時はいつも6時に起き、終電で帰っていたので帰宅が深夜2時をすぎることも。その頃には、毎日ずっと軽い頭痛がしていたり、涙が止まらなかったりしたので「ついに私の体はおかしくなっちゃったのかなぁ」と悲しくなりました。
私が所属していたのはとても忙しい部署で、いつもの不調なら、それでも行かなきゃ…!と奮起していましたが、さすがにもう気力は尽きて「しばらくお休みします」と電話したのを覚えています。
ふとんに横たわりながら、「あぁ、たぶん今の自分のままでやっていくのはもう限界なんだろうな」そんな考えがうっすら浮かんでいました。
私がちょっとアンラッキーだったのは「自分のしたいようにしていいんだよ」とひとこと声をかけてくれるおとなを、もっと早い段階で見つけられなかったことです。
将来を期待され、意に沿わないことがあると期待外れだと落胆され、学校でありのまま振舞うといじめられ、いい成績を取れば先生に褒められ…
そんな中で、過度に嫌われないように振舞うようになってしまっても、まぁ仕方なかったろうなぁ、と。
「自分が自分であって大丈夫。」こんな風に安心できるような相手がいたら、少しは生きやすくなっていたかもしれないなと思うのです。
(それも含めて私の人生なので、巡り合わせだわ、と認められていますけどね!)
結局そのまま会社を休職し、気怠い体で「人生どうしよっかなぁ〜〜」と考え続ける毎日。(うつ状態のときは、将来のことを考えるのは本当はよくないです!w)
大学時代の先輩になんとなく相談したら、コーチングの講座を受けてみたら?と提案されました。
まさに、そこで出会ったコーチが私の人生を変えてくれたんです。
いや、正確には、彼が何かしら私に積極的に働きかけたわけではありません。
彼はただ、弱みを見せまいと言い訳を繰り返す私に対して一言だけ、こう言ったんです。
「大丈夫、なんでも話していいからね。」と優しく、目を見て伝えてくれたんです。
会議室に、青いチェアを対面で並べて向かい合い、コーチが私にそれを言った時の表情と声のトーンは今でも脳裏に焼きついています。
きっと、あの光景を一生忘れることはないでしょう。私はその時、勝手に洪水のように溢れてくる涙を止めることができませんでした。今でも思い出すと目頭が熱くなってきます。
これが私に、「自分は自分のままであっていい」を実感させてくれた言葉だったのです。
なにもテクニカルなこと、特別なことはありません。私はそこでただ「この人になら、なんでも話していいんだ!私をジャッジすることはないんだ!」と驚愕し、感動しただけなのです。
しかし、人間とは面白いもので、安全基地を手に入れるとみるみる生命力を取り戻していくことがあります。
私はそのまま退職し、好きだったブログやWEBライティングでスキル0から独立。
もちろん最初は大変でしたが、「やっと自分のアタマで考えて、自分らしい選択ができたんだ!」と思い、頑張り続けることができました。
おかげさまで、今では以前とは比べ物にならないくらい、穏やかな気持ちで日々生活できています。
会社にいた頃とは顔つきもだいぶ変わりました。ほんとにね、ドブみたいな目をしてたんですよw。
今では目がキラキラと光を取り入れて、しっかり前を見て生活できるようになりました。
「自分が自分のままであっていい」
これを、自分自身の力だけで実感することはなかなか難しいのでは、と感じます。
自分のことをしっかり認めてくれて、ありのままでいいんだよ、と実際に言葉をかけてくれる相手がいてこそ、人は安心して一歩踏み出せるようになるんじゃないかな、と思っています。
これはもちろんテキストチャットでもいいのですが、やはり対面で、実際に言葉を交わして話をしたほうが感情が伝わりやすいと思っています。
「言霊(ことだま)」という考え方がありますが、「実際に口に出してみる」ことで得られるスッキリ感は特別です。
私が実際に経験したこのスッキリ感を、みんなにも味わってほしい!ぽかべちゃんいますかには、そんな願いが込められています。
安心できるからこそ話せる「性」のテーマもある。
わたしは、始めから「セックスカウンセリングをしよう!」と一直線に考えていたわけではありませんでした。
会社を休職していたとき、軽い気持ちで始めたブログに下ネタを書くのが好きだった、という、なんともカッコよくないきっかけでw発信を始めました。
でも、だんだんと性のテーマの奥深さに魅了され、学べば学ぶほどパートナーとの関係に生かせることを実感し、いつの間にかのめり込んでいました。
「もっと正確な情報発信がしたいな〜」と思い、性の総合アドバイザーオリビア先生のもとで、ラブライフカウンセリング講座に通いはじめたのが、カウンセリングと出会ったきっかけです。
そう、性知識について学びたい!が最初だったので、カウンセリングスキルは正直おまけのようなものでした(笑)
でも、勉強していくうちにこう思うようになりました。「性についてのテーマって、それこそ安心してないとなかなか話せないよなぁ」と。
また、セックスカウンセラーがいる!と聞きつけて、わざわざ東京から山梨まで来てくれた高校生には、こんなことを言われました。
「いちばん相談しやすいのは女友達だけど、共感は得られても、じゃあ実際にどう行動すればいいか?のアドバイスが返ってこない。」
「自分だけでは病院に行くべきかも分からないので、ずっと悩みを抱え込んでしまっていた!」
これを聞いて私は、性の分野に特化して安心できる空間があってもいいな〜と思ったんです。
病院行けばいいじゃないか!と思われそうですが、実際にはすぐ病院にいくのはハードルが高い or 考え方の部分でだれかに相談したい ことってたくさんありますよね。
話しやすいけど、性の分野に知識があり・アドバイスも返ってくるセックスカウンセラーって、なんかいいじゃん…!と思うようになりました。
だから、「自分が自分であっていい」と感じられる安心基地 × 性の分野。この2つを掛け合わせることにしたんです。
とにかく気軽におしゃべりできる空間。
なんか真面目な感じで書いてますが、私自身がけっこうゆるい性格なんです…(笑)もともとのスタンスが楽天的でおおざっぱな感じです。もう性質ですね。
だから、「とにかく気軽におしゃべりできる」のを大切にしたい。私のカウンセリングは、気さくで笑顔のある雰囲気で進んでいきます。
本当は、カウンセリングを学んだら、どこかにカウンセラーとして就職しようかなとも考えました。そのほうが集客もお任せできてラクですしね。
でも、カウンセリングルームにいるカウンセラーは、もうすでにいっぱいいます。
しかも、日本全国をパートナーとめぐりながら生活してみたい and 2拠点生活しながら子育てしたい…と計画を立てている私にとって、居住地がしばられる「就職」は選択できないやん!と気づいてしまいました。
だから、ネットの海でたまたま出会って見つけてくれた「バーチャルご近所さん」と、周りの知人たちに使ってもらえるようなカウンセリングがいいな、と思ったんです。ゴリゴリ利益をとることを目的にせず、ライフワークとして続けるカウンセリングがあってもいいな、と。
わ〜〜ゆる〜〜っ!て感じですが、私自身がゆるい性格なのでw、事業としてバリバリやるぜ!と肩肘張っても疲れてしまう。
…という想いをシェアハウスの友人たちに相談したところ、「じゃあ、近所の人が、ぽかべちゃんいますか〜〜〜?ってピンポン押しにくる感じなんだね。」と言われ、そのフレーズを丸パクリさせていただいたのがこのサービス名になっています(オイ)
小学校の放課後とかに、友人宅のチャイムをピンポーン♪と押しに行った感じ。あんなノリで使って欲しいな。
ただ、もちろんカウンセリングですので、守秘義務は必ず守ります。また、個人情報の管理には最新の注意を払っています。
お話しした内容が、ネット上のコンテンツとして使用されることもありませんのでご安心くださいね。
あなたが、あなたであって大丈夫な空間のなかで、じっくりお話しができればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。サービス内容はこちらです!お申し込みお待ちしております。