音楽家ぽいずん(浦野栄太郎くん)とは、Twitterで共通の知り合いが多く、いつの間にか私たちも友人になっていました。
彼とヒザを突き合わせてじっくりと話せば話すほど、「自分らしく生きる」と覚悟を決めて人生を切り拓く姿がまぶしく見えました。
- やりたいことがあるけど、周囲から反対されるのが怖い
- 目立ちたくない、傷つくのが怖い
- 自分は周りから浮いていると思う
こんな葛藤を抱えている人がいたら、きっとこの記事のなかに、刺さる言葉を見つけられると思います。
ふだんは自分のことをあまり話さないぽいずんですが、友人として、改めて彼の頭の中を覗いてみま〜〜〜〜す!
\ぽいずん&なつえりの魂の叫びをきいてくれwww/
コラボ曲「ぽんこつでも大丈夫」
もくじ
ぽいずんが死守する「人生3箇条」が、チカラ強い。
ぽいずん「自分らしく生きるため、かな。」
ぽいずん「ぼくって、面と向かって人にものを言えない性格で。
好きとか、嫌いとかもそうだし、社会に対しても、意見をポンポンストレートに言えないタイプ。
それは、傷つきやすいから。自分はすごく繊細だと思う。」
ぽいずん「言葉を操って自分を表現するのは苦手なんだけど..。表現したい想いが、勝手に曲として出てくるし、浮かんでくるんだ。
基本的にはメロディで出てくるんだけど、歌詞もたまに最初から浮かんでくる!」
ぽいずんは、音楽にのせて、自己開示や自己表現をしているんだね。
ただ、音楽活動でやっていくって決めて、周りがいろいろ言いそう。
ぽいずん「うん。音楽活動に限らず、人とは違う道を行くことが多くて、そのぶん苦労も多かったと思う。
大学を出て、就職せずに自然学校でインターンをしていたり、
メンタルを病んでからは高知の山奥へ行って、そこからアーティスト活動を始めたし。」
ぽいずん「ぼくが、2016年から心に決めてきたことがあって…
道に迷った時には、ずっと心の中で、この3つの言葉をとなえて決断をしてきたんだ。
・自分の道を突き進む
・直感的に生きる
・自分を信じる
この言葉に従っていたら、今みたいな生き方になっちゃった!wって感じだよ。」
そっか、マジョリティとかマイノリティとか関係なく、ぽいずんがこの考えを大事にしていたら、結果的にマイノリティになってるだけか…
私も道標になるような言葉を考えてみようかな〜。
ぽいずん「ただね…
この生き方をしてると、楽しさも5倍になるけど不安も5倍になるんだよね。
ごまかしがきかないから、不安がダイレクトに襲ってくるの。」
ぽいずん「うん。だから、今楽しいですか?って訊かれたら、めちゃくちゃ楽しい!って答えるし、
不安ですか?って訊かれても、不安ですって答えるよ。(笑)」
ぽいずん「そう、繊細なのにこんな生き方してるから、反動がすごいよ!w
いまでも、メンタルクリニックには通っているし。
ドーンと落ち込んで憂鬱になることもあるし、
職場でいきなり泣き出して、帰ってきちゃう…なんてこともあったよ。」
大きな自由を手にするってことは、それだけ自分の選択に責任をおう範囲も増えてくるってことだから…
必ずしも、自由になる=幸せになる、ではないのかもね。
「自由の範囲」にも、適性や自分らしさはあるんじゃないかと思うよ。
ぽいずん「うん、不安も一緒に引き受けたい(られる)人って、なかなかいないと感じる。
ただね… 引き受ける人生を送っていると、あ〜ストーリー生きてんなって感じがするんだよね!!
自分でも、自分の人生って漫画みたいだな〜と思う。」
ぽいずん「そう。ただね…
とにかく、親戚が理解してくれない!w
周囲から嫌なこと言われることもあるから、みんな敵だと思ってた。」
ぽいずん「でも、最近になって音楽でも稼げるようになってきて、やっと周りが放っておいてくれるようになったかも。
だから、もっと圧倒的な結果が欲しい!と思っている。
早く周りを黙らせたいんだよね!(笑)」
成果を目的化してしまって、そこから手段を決める人も多いよね。まあ、それは好みであって良し悪しはないんだけど。
自分が望む生き方をするために、手段としての「成果」が必要…って、ほんとブレないね。私はカッコよくて好きだな〜。
ぽいずん「でもほんとに、いろいろ言われることもストレスで。
自分にとってノイズになるような人たちのこと、心の中で、村人A、村人B、村民C…ってコッソリ名付けてるんだよねww」
ぽいずん「そうそう。ザコキャラたちをバサバサとなぎ倒していくイメージだね。
「この先に行けばキミは危ない」
「お前は成功するはずがない」
なんて言ってくる村人たちは、脳内で雑魚キャラ認定するのww
そんなふうに設定すると、ノイズがだんだんかき消されていくんだ。」
ぽいずん「そう。
だから、生き方を決める、ということについては、ぼくはめちゃくちゃ自信があるよ。
自分自身の頭で考えて、責任をとってきたから。
自分の内なる声に従って、自分の心の声に従って生きてきたから。」
ぽいずん「嫌なことは嫌! 行きたい方向には行く!とハッキリ選んできた。
自分の “嫌” に敏感で、嫌なことをやらない!って選択も大事にしてきた。
いやだ、と伝えることも苦手だったんだけど、勇気を持って口に出すようにしたら、さらに自分の道が切り開けるようになった実感があるよ。」
ぽいずんにとって「音楽」とは何か?
ぽいずん「生きる希望だね。
苦しい時に曲を聴くことも多いよ。
また、自分で作った曲にも背中を押されて、助けられることがあるよ。」
どんな人に作品を届けたいと思っているの?
ぽいずん「作品ごとに違うんだけど…
例えば あなたは生きてる という歌だったら、こんな歌詞があって…
今にも自分をやめてしまいそう
でもあなたは生きてるそれだけでいい
いまこの言葉を必要としている人に届けたかった。」
\ぽいずん渾身のメッセージソング。/
迷ってる悩んでる 悔やんでる泣いている
自分には生きる意味すらないんだと辛くて怖くて 逃げたくて消えたくて
生きづらい毎日を過ごしている飢えることもないし 生きていけるけど
消えたくなるのはどうしてなんだろう?
ぽいずん「あと、 ベビーリーフを今すぐ食べたい だったら、一見ふざけてるようだけど…
2番の歌詞では、こう言ってるの。
そう 日本のみんなはつまらないことにこだわる
もう少しゆるく生きてもいいんじゃない?人の目をすぐに気にして なんもできないんなら
高知の山奥においで 自由に生きればいいんじゃない生きる意味も見えないなら 少し休もうよ
何もしなくてもいいんだから 羊と野菜育てよう
これからの生きかたに迷っている
自分らしく生きたい人
実はそんな人に向けている曲です。
同時に、自分を鼓舞する曲でもあるんだけどね!」
\高知の山奥で撮影したMVもみどころ。聴いてみてね!/
ぽいずん「自分は90年代のヒットソングが大好きで、その世界観にひたるのが好きなんだし、自分の曲もそんな曲調にすることが多くて!
アップテンポで哀愁がある曲が好き。」
ぽいずん「最初がメジャーセブン調で始まる曲ってかんじ!
ユーロビートというジャンルの音楽にそういうパターンが多いので、そのジャンルが好きかな。」
アーティストとして有名になりたい!って願望はないの?
ぽいずん「有名になりたいの?って言われても、正直、はぁ?って感じかな。
有名になることと、幸せは違うと思ってて。
名声と幸せは比例すると思ってないんだ。
引き続き、音楽を通して自己表現はしていきたいです。」
ぽいずん「ファンは増やしたくて、具体的にいうとTwitterフォロワー数1500人、YouTube500人が目標です。
収益も、ファンの数も、なにもかも現在の2.5倍くらいにしたいんだ。」
ぽいずん「そうかもしれないw」
ぽいずん「カッコイイ面もありながら、おもしろい面もあったらいいなと思っていて!
カッコイイほうでいうと、反町隆史や尾崎豊のように「漢」を感じるアーティスト!
おもしろさでいうと、ゴールデンボンバーや岡崎体育のように、「お笑い系のミュージシャン」も好き。
だから、ふざけた曲も作りたいんだ! 両方やりたいです!」
覚悟と表裏一体の「葛藤」。不安とどう付き合う?
音楽って必ずしも客観的な評価があるわけでもないし、この分野で活動していて、余計に不安になりませんか?
ぽいずん「今はだんだん稼げるようになって減ってきたけど…前はもっともっと不安だった。
生活してても、21〜23時くらいにめちゃくちゃ不安になったりしていて。
胸とか胃とか、全部痛くなることもあるんだよね(笑)」
ぽいずん「このまま生きていけるんか俺…って不安になって、
銀行口座の残高をチェックしてから、はぁ…ってため息ついたりして。」
ぽいずん「でも…クリエイターたるもの、不安にならなかったらおしまいだと思ってるから、それも引き受けています。」
ぽいずん「とはいえ、不安でも生きていくしかないので(笑)
アーティスト活動初めたての頃には、高知の山奥に住んで、シェアハウスのなかでわいわいしながら過ごしてたよ。
1000円〜4000円くらいの、安物のギターを買って弾いたりしてね..。
青春だったなあ。お金がないときのほうが楽しかったんじゃないか?ってくらい!w」
ぽいずん「高知にいたのは、1年くらい前の話だけど。
ムサシってやつと、ぼろぼろの古民家に住んでて。お金がないから毎日インスタントレトルトカレーで、外食もできないし..。
山奥で、気を紛らわせるものがないから、もう目の前の不安にも向き合うしかなくて(笑)
感覚が研ぎ澄まされるのがいいなと思ったし、そのために山奥にいたんだと振り返っています。」
【まとめ】ぽいずんはこれからも自分の道を突き進む。
ぽいずん「自分の中でフレッシュなうちに、新鮮なうちにやるようにしてるって感じかな。
感情が昂ってるときにやるのを大事にしてる。鉄は熱いうちに打て、精神で。
結果的に、行動が速くなるし、量も増えてくる。
ぼく、行動力はめちゃくちゃ自信あるな。」
ぽいずん「うん。日本全国を駆け回って、いろいろな人に会ってきたよ。
毎月3000kmくらい車で走ってたねw
日本では年間10000万キロが平均走行距離らしいけど、ぼくの場合は年間30,000kmだったw」
ぽいずん「移動距離は大事にしてて、動き回りたいから動き回るようにしているんだ。
動き回ってるほうが、刺激が入って、クリエイティブになるような気がする!」
今日はいっぱい話聞かせてくれてありがとね!
ぽいずんは、私の質問に対しても
「う〜ん。その質問あまりピンとこないかも。ごめん!」
って、ちゃんとパスができる人。
私自身、そんな返答をされるのは、ここ数年の取材経験のなかで初めての体験でした。
質問に合わせて言葉を出すのではなく、本当にじぶんの言葉が出せる質問を取捨選択していく姿勢。
ああ、この人は本当のアーティストだよなあ…としみじみ実感しました。
この記事を読んで、ぽいずん三箇条のように、「自分の道標となる言葉」を考えてみてもいいかもしれませんね!
お読みいただき、ありがとうございました。
\ぽいずん&なつえりの魂の叫びをきいてくれwww/
コラボ曲「ぽんこつでも大丈夫」