ストリップクラブに行ったら、なぜか自分がストリップしてた。
な….何を言ってるのかわからねーと思うが、安心してくれ、私にも全く分かっていない。
そう….あれは6年前….。大学生だった私が、アメリカはオレゴン州、ポートランドという街に留学していた頃のことだった….。
もくじ
「なあなあ、ストリップ観に行こうぜ!」

ちなみにジェイス氏は日本語がペラペラである
友人のジェイス氏が、ある日突然言った。
「ストリップ観に行こうぜ!!!????」
この発言、読者のみなさまにとっては一見オープンすぎる印象を与えるかもしれないが、このとき、まったく驚くには値しなかった。
なぜなら、私も生粋の下ネタ狂であり、彼もまた「俺は馬並みチンポなんだぜぇ!!!」と日頃から明るく言い放つほどの「下陽キャ(しもようきゃ)」。
私自身、ストリップ劇場に赴くのは初めてであったが、不安よりも好奇心のほうがおよそ3070倍ほど勝っていた。
そう、性の探求者だったのである。
私はこう答えた。
「LET’S FU*KING GO.」
ついでに、ストリップは初めてだという繊細なジョンも巻き添えにして、いざ出発だ。
Mary’s に到着。フツーな内観だ。

我々は、まえから気になっていた「Mary’s Club Strip Club Portland(マリーズ)」という劇場に到着。
日本のストリップ劇場と同じように、午前中から営業しているのだが、我々は、お酒を飲みやすい時間帯に鑑賞したいと思い、夜の時間帯にcheck in。

要するに、ど迫力である。
日本のストリップクラブは、盆(ステージ)と客席が厳密に分けられていることが多い。
しかし、私がアメリカで経験したストリップは、ステージと席が分かれつつも、ファンサービスで触れ合いがあったり、客席のギリギリ近くまで演者がきてくれたりと、境界線が曖昧な傾向があるような気がした。
繊細なジョンは、「oh….」ってすごい言ってた。
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このとき、ピュアな純ジャパガール・俺は、自分の身になにが降りかかるかなど、知る由もなかったのである。
ストリップショーのスタート!

とにかく全身にタトゥーが入りまくってムキムキだった。
音楽がスタートするとともに颯爽と現れたのは、
女海賊のような爆裂・グラマラスウーマン!!!

純情ジャパニーズウーマン(大嘘)の俺、この時点で圧倒されみが深くなりけり。
ステージ中央に固定されたポールを駆使して、ぐるんぐるん回転を繰り出すウーマン。
ただ、筋肉美は堪能できたものの、エロさレベルについては「….?」と疑問が残った。

そうやって、タカをくくった矢先。バトンタッチで現れた美少女に、私は度肝を抜かすことになる。

なんという清純派。
清純って響き、いいよね。
清純派が好きなのって、男の子だけかと思ってた、でもそんなことないンゴ。同性でもどっきんこ★するでし。
突如として現れた、源氏名「ボディーシャ」たん。かのセレブ歌手・アリアナグランデを少しだけ垢抜けなくした感じであった。か、かふぁいぃ。かぱぇえよ….。
そんなボディーシャたんが、目の前で、踊る!!!くねる!!!そして下着を脱ぐ!!!!!!!!
決してわざとらしいエロエロしさはないのに、自然な女の子の色気を感じるそのパフォーマンスに、俺氏、いとエキサイテッド。

目の前の私の慌てふためきっぷりをみたのか、ボディーシャたん、クスクスと笑い始める。
ストリッパーさんは、同性の子が遊びに来てくれると、気を許していろいろサービスしてくれることがある。
そんなノリで、私と目を合わせながらセクシーなポーズを決めてくれたりするのだ。まさに、思考回路はショート寸前、である。
挙げ句の果てには、顔面のすぐ目の前に彼女の股間を近づけて…..
いたずらっぽい暗黒微笑を浮かべながら、ついに!!!!!!!わいの前でガパッッッッッッッッッッッッッッッッオライス!!!!!!!!
ガッパーーーーーーーーーーーーーーーーオライス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

顔を背けることしかできない私ィィイィィイ!!!!!!!!!
(でもなんかめっちゃピンクですげー綺麗だったような気が!する!)
一緒にきたジェイスとジョンは、わいの慌てぶりを見て「hahaha」とか言ってた。hahahaじゃねーよ。
そして事件は起きた。「さあ、シャツを脱いで!」
わたわたするワイを見て、ボディーシャ爆笑。
嗜虐心(しぎゃくしん)が煽られてテンションが上がったのか、こんな爆弾発言を投下しよったのだ。
「Take off your shirt!」

いったい何を言われているのかを理解するのに、数秒かかったが、つまり直訳するとこういうことである。
「you,そのシャツ脱いじゃいなよ!」

え、今….なんて言った?
私に「脱げ」って言ったのこの子?
ボディーシャたん、ねえ、そうなん?
いや…..ストリップ劇場って、お客も一緒に脱いじゃう系のアトラクションか何かでしたっけ?????
なんかイメージと違うけど….んん….おかしいな….いや、私が不慣れなだけなのか….??
▼そのときのワイの表情
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いやなぜワイなん、そもそも….
てか、脱ぐとしてもワキ毛剃ってねえぞ、今思い出したわ。
ってか、ってか、今日、つけてるブラの色まじだっせえ。やっべえ。
サイズぱっかぱかの緑色だわ、一番ヤベーやつ付けてきた。
だっせえ、まじだっせえ、無理。まぢ無理。。。
ブラが、まぢダサすぎて無理!だと確信した私は、クソみたいな英語で応戦する。

しかし、なおもボディーシャの暗黒微笑はびくともしない。
周りの観客も、欧米特有の「Yeahhhhhh」みたいな感じで、いよいよ無責任に盛り上げてくる。
クッ、クッ、クソッタレぇえええええええ!!!!!!!!!!!!




脱いだった。
・・・・シーーーーン・・・・
\どっ/

なんかウケた。
みんな「フゥ〜〜〜!!!!」とか言って盛り上がってる。一方ワイは、ダサダサブラを晒して呆然と盛り下がっとる。
でもまあ、ボディーシャたんや、みんなが楽しんでくれたなら、いいか。

ワキ毛丸出しで踊るワイなのであった。
こうしてポートランドの夜は更けていく….
Mary’s Clubの基本情報
住所:129 SW Broadway, Portland, OR 97209
電話番号:(503) 227-3023
営業時間:月曜〜土曜→11:00AM – 2:30AM
日曜→11:30AM – 2:30AM
公式サイト:http://www.marysclub.com/

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※ここでも、繊細なジョンが無理やり付き合わされている。