「稼ぐぞ」「仕事する」と宣言してる人こそ、まずは恋人と向き合うべき理由

こんにちは。夏目江理です。

稼ぐぞ！
副業するぞ！
だから…いまは恋愛どころじゃないんや！

SNSを眺めていると、
こういう宣言をしてる人をよく見かけます。

でも、心の底からホンネでそう宣言してる人って
どれくらいいるんでしょうね…？

と、こんなふうに
ちょっと斜めから見てしまう私です（性格悪い？！笑）

なぜなら…

仕事を伸ばそうと腹を決めてる人は、
サッサと行動にうつして、
とっくに淡々とやっているからです。

肩肘張ったり、カッコつける必要がなくなるんですね。

じゃあどうして、宣言するだけで手と足が動かないのか？
何か、ほかのことから目を逸らそうとしてないか？

記事を読みながら、ぜひぜひ向き合ってみてほしいです。

「仕事がんばってる自分」を演出することによる、多大なるメリット

なんで、こういう「宣言族」を
ちょっと斜めから見てしまうかというと、
私自身の、にがーい実体験があるからです…。

私がやたらと「稼ぐ稼ぐ！」って言ってた時代には
逆に、仕事も恋愛もうまくいきませんでした。

その舞台裏では、彼氏と絶賛セックスレス。
毎日毎日、ひたすら苦しくて仕方なかったです。

どうにもならない苦しさを忘れたくて
ガムシャラに仕事していたのですが、

なんとなくずーっとモヤモヤつらかったり、
ふとした瞬間にレスの事実が襲ってきて、
悲しさや不安に襲われたりしていました。

本当は、いますぐにでも
「悲しい！」
「あなたの心がわからない！」
「なんで抱かれないんだろう？！」
って、正面から本音をぶつけたかったんだと思います。

でも、勇気が出ませんでした。

勇気が出せずに同じところをぐるぐるしてる
情けない自分を認めたくない。

この問題からどうにかして目を背けたい。
だから、代わりのテーマが必要だった…

そう。

要するに、稼ぐ稼ぐ！と自分を煽り立てることで、
「仕事」「稼げる自分」という要素に
すがろうとしていたんだと思います。

おまけに、

「仕事で成果を出したら、魅力的な女性になって
彼氏が抱いてくれるかも！」

マジメに、こんな思考回路になっていました。

アホくさいかもしれませんが、
「仕事頑張ったら、相手に◯◯◯って思ってもらえるかも！」
と、勝手に条件をつけていたんです。

でもこれ、男女共にマジで “あるある” 。

要するに、仕事頑張ってる自分を演出することで

・目先の問題から目をそらせる！
・「◯◯◯な自分になることで、きっと現状が変わる！」と新たな希望がもてる

ってことですね。

でも、ここには落とし穴もあって…

カラッポの宣言に、モチベーションも成果もついてこない理由

こういう「その場しのぎ」で立てた目標って、

ま〜〜〜〜〜うまくいかないんですよね（笑）

気分がのらずに、腰が重くなったり。
作業にストレスを感じたり。

仮に成果が出ても、うれしさとか感謝の気持ちがわかずに
「仕事が増えた…」
「ちゃんとやらねば…」
みたいな、ズーンとした重さが常につきまとうのです。

でも、がんばらねば！のモードに入っちゃってるので、
無意識のストレスで心と体に不調をきたして
強制終了がかかるまで、止められない…。

こういう目標がうまくいかないのって、
考えてみたら当たり前なんですよね。

だって、↓この方程式で頑張ってうまくいっちゃったら、

「仕事がうまくいく自分だったら…現状が変わる、好きになってもらえる。」

同時に、この方程式も成り立っちゃうってこと。

「仕事がうまくいかない自分だったら…不幸のまま。認めてもらえない。」

もしも宣言した目標がうまくいってしまったら、

いま現在の、ありのままの自分じゃ愛されない！
って、自分から証明しにいってるようなもの。

無意識にモチベーションがわかなくなるのも、
そりゃあ当たり前。

だから、だいたいうまくいきません。

（ちょっと難しいかもしれないので、
何回か読み返してみてくださいね）

今、自分が本当に向き合うべきことってなんだろう？

ここで、過去の私の体験談にもどります。

結局「稼ぐ！稼ぐ！」モードの私は
成果が出ても素直によろこべず…

仕事を続けるのがど〜〜〜してもつらくなりました。

結局、ちょっとウツっぽくなってしまい
「なにかが根本的におかしいんじゃないか？」と、
いったんすべての仕事をシャットダウンする事態に…！

はいきた、強制終了！
って感じですね。

（こういうことを繰り返すと、
私は何をやっても中途半端だ〜とか考え出して、
次なる自己嫌悪の材料にするんですよね、悪循環。）

そこで、いったん全業務をシャットダウンして
漫画「キングダム」を読破することにしました。

そう、映画にもなるほど有名な
中国の春秋戦国時代を描いたマンガです。

DMMのレンタルサービスでマンガを全巻取り寄せて…

朝起きたらキングダム、
夜寝るまでキングダム、
意識がある間は、ずーっとキングダム！

そんな生活を送りました。

でも、そんなふうに頭をからっぽにして
ボーッとただただ漫画を読んで生きていたら
偏っていた感覚が、だんだんとフラットになってきました。

まさに、「心の断食生活」。

そして、

「いま心につっかかってるのは
仕事のことじゃなく、パートナーとの関係だ…」

そう、素直に見つめることができました。

本心って意外にシンプルなもので
つっかかってることは頭に浮かんでくるので、
それを抑えずに受け止めてあげたらいいです。

私の場合「レスだ〜」って落ち込む時間が長いわりに、
現実を変える行動をしてなかったんですよね。

しっかりパートナーにぶつかり、
セックスレス問題を解消しようと
向き合い始めた時期からは

問題解決したからというよりは、
「本心を無視しなくなった」
ことで、気を病まなくなりました。

エネルギーもだんだんと整ってきて…

「稼ぐ！」とわざわざ周囲に宣言しなくなりましたし、
淡々とやりたいこと、やるべきことをやれるようになり
仕事も恋愛も、勝手に軌道にのりはじめたんです。

「そのままの自分で、存在していていい」
「感じていることを、素直に表現していい」
「本心から目を逸らさずに生きられてる自分が好きになる」

こういう実感が、肩の力を抜いてくれました。

仕事の成果に繋がるのも、よく考えたら自然なこと。

だって、仕事相手を選ぶなら
自分を守ることに必死な人よりも
リラックスしてる相手のほうがいいですよね…？

「仕事して自分の価値を上げないと、交際にはつながらない！」
と意地を張ってた友人がいたのですが…

そのまま思い切って
好きな人に好きって伝えたら、

付き合えちゃったし & メンタルが安定して
勝手に仕事の成果が上がったりしていました。

まとめると…

仕事にめちゃくちゃ意識が向いてるときほど
思い出してほしいのは、

「いま本当にやりたいことってそれですか？」
「本当にエネルギーを向けるべきは、人間関係では？」

ってことです。

（もちろん、純粋に仕事がんばりたい人もいますが笑）

私自身、「稼ぐ稼ぐ」の時期には
本来意識を向けるべき対象をミスって、
だいぶ遠回りしました…。

マーケティングなど、
仕事系の講座・教材に
数十万円くらい一気に投資しても
まったくやる気が起きず、

「全然、成長できてない…」
「こんなんじゃ、好きって言ってもらえないよ…」
と、また自己嫌悪のループに。

お金を払って悪循環を起こしてしまっていたんです。

これって、めちゃくちゃソンしてますよね。

私自身、自分のメンタルやマインドとの向き合い方や
パートナーとのコミュニケーション方法については、

9年間以上も時間をかけて、
４００万円以上はお金をバンバン投資して、
学んで実践しまくってきました。

「本当に必要な情報だ」と分かっているからこそ、
前のめりで勉強したくなるし、
グイグイ心と体が吸収するんですよね。

「もっと読みたい！もっと聞きたい！」
ってなるんです。

二日酔いのカラダに、お味噌汁が沁み渡る
あの感覚のように、ぐいぐいと沁みていきます。

闇雲に「稼ぐ稼ぐ」に走っている人とか
自己嫌悪のループに入ってしまっている人こそ、

いま目を向けるべき対象を、
見つめ直してみてください。

対象をミスると、お金も時間もエネルギーも
無限に吸い取られていきますからね。

だから、いまここできちんと
ぶつかっておくべきものから逃げないように。

そして、
自分が本当にとるべき行動をとっていきましょ。