こんにちは、夏目江理です。
振り返れば、本当にいろいろな相手と
セックスをしてきました。
10代〜60代、素人からプロ、
プライベートの交際相手からお店での接客まで…
(ちなみに10代とセックスしたのは、
私も10代のときですよ。笑)
「そのなかで一番気持ちよかったセックスは?」
と、よく質問されるのですが
まっさきに思い出すのは… そう、
20代前半男性(童貞)とのセックスです。
これを言うと、いつも
「ウソでしょ?!」
「童貞の人ってセックス経験ゼロでしょ!?」
と、めっちゃ驚かれるのですが…
実際には…
- 相次ぐ、あらたな性感帯の発見
- 指だけでイカされまくる
- 幸福感で、脳みそもドロドロに
- 優しさで心も満たされる
こんな、私自身もビックリするような
経験になったのです。
その時私は、
「セックスって、スキルや経験だけじゃないんだな」
「一番大切なのはマインドなんだな」
と痛感しました。
その童貞くんとのセックスは
身も心もめちゃくちゃ気持ちよくて、
予測ができない方法で、
何度もオーガズムに導いていただきました。
なんでそんなことが起きたのか、
ストーリー形式で振り返ってみます。
もくじ
「汚いわけないよ。」と足の指を1本1本ていねいに愛でてくれる
ひょんな仕事から
たまたまご縁が繋がった彼とは、
時々メッセージのやりとりをするように。
私がチョロッと言っただけのスケジュールや
細かい体調などをよく覚えていてくれて、
「今日は◯◯かな? いってらっしゃい」
「昨日は頭痛いって言ってたけど、今日はどう?」
など、
寄り添ってくれる感じに、
いつも癒されていました。
かといって、決してしつこくせずに
適度な距離感でコミュニケーションがとれるよう、
丁寧に言葉を選んでくれていました。
そんな相手の気遣いに対して、
あ〜〜すごく素敵な人だなあと
だんだん好意を抱くようになり…
ある日、自然なボディタッチを
お互いに受け入れているのを実感し、
セックスしてみませんか?とお誘いしました(直球。笑)
彼からもご快諾をいただけたので、
さっそくホテルの日取りを決め…
当日は、わりとデート感のあるホテルを予約したのに、
カジュアルすぎる服装で現れた彼をみて
え…本当に大丈夫かな…? と
やや不安になったのもいい思い出です。
(服のレパートリーがないのも、今思えば可愛かったです)
一緒にシャワーを浴びながら、
「僕、本当に初体験なんです」と、
控えめに打ち明ける彼。
私は、それを聞いて少し気を引き締めつつ
「じゃあ、ある程度リードできるようにするね。」
「一つ一つ確認しながらやっていこうね。」
などと伝えました。
ぶっちゃけその日は、可もなく不可も無く…
「フツ〜〜」のセックスで終わりました。
ただ、彼の初体験を
絶対にいいものにするぞ!と張り切って、
丁寧にコミュニケーションをとり、
愛撫しました。
彼も、「快感をコントロールできない!」
まるでそう伝わってくるかのように
めっちゃ気持ち良さそうにしてくれました。
別れ際には、
「いままで、交際やセックスには
正直あんまり興味なかったけど
いいものなんですね…」
と、うれしい感想もいただけました。
私は、
「これはこれでよかったけど、
もう終わりかなー」
と、油断していたのですが
彼が覚醒したのは、ここからだった…。
その後、彼から積極的に
いろいろな提案が
届くようになりました。
「こんどするときは、頭のてっぺんから
つま先までさわってみましょうか。」
「すべての部位の反応を確認したいので!」
「どこを触られると弱いですか?」
などなど。
私の身体をもっと知りたい!
気持ち良くしてあげたい!
という意欲を示してくれるように。
やりとりをするたびに、
次に会うのが楽しみだなぁと
感じるようになりました。
加えて、
「セックスの教材になるものを教えてください!」
と連絡をもらったので、
わたしが参考にしてきたテクニックの資料を
いくつかシェアしました。
すると、彼はみるみるうちに吸収し
「こんな性感帯があるようです!」
「この前、ここ触らなかったですよね?
今度する時に反応をチェックしましょう!」
こんなかんじで、
まるでチェックリストを組み立てるように
積極的に引き出しを増やそうと
してくれていました。
そして2回目のセックスで…
早くも私は、彼に
デロンッッッデロンにされました。
ほんとに宣言通り、
頭の先からつま先まで
ひとつひとつ反応を確認され…
「ここが好きなんですね!」
と発見された箇所は、
彼自身の快感はいったん度外視で、
私の満足に徹底コミットしてくれて。
私はもう、感覚に反応することしか考えられない!
という時間が続きました。
その過程で、
私は背中攻めに異常に弱いことを発見。
背中のみ30分以上、
緩急をつけたタッチで攻められ…
心と身体がすっかり開いて、
身を委ね切っているような感覚でした。
乳首や性器などの
わかりやすい性感帯には
1回も触れられなくても、そこまでいけるのです。
恥ずかしいアヘ顔になっていたであろう
にもかかわらず、
「かわいいね」
「きれいだね」
と繰り返し声をかけてくれて、
また、私が気持ちよさそうにしていると
「気持ちいいね♡」
と、肯定するように寄り添ってくれていました。
ちなみにこういう声かけは、安心を感じられる
お手本のようなもの。
心理カウンセリングのテクニックでも、
ミラーリングといって
「あなたは、〜〜と感じたんですね」
「〜〜〜と、いうことだったんですね」
と、オウム返しで客観的に肯定する
コミュニケーションテクニックを
使うことがあります。
セックスの快感を積み上げていくときにも、
こういった「確認の声かけ」が
すごく安心するんだな、と体感できました。
セックスの時間を通して、
「この人に触られても、大丈夫だ」
「快感に没頭しても、嫌われない人だ」
こんな信頼関係ができていました。
身も心も開いてきて、
身体の感覚がいつもより
数段階するどくなっていました。
いつもはなかなかイカないような部位でも、
彼の指だけで
オーガズムに導かれてしまう現象が
たびたび起きたのです。
そして…
極め付けは、足の指への愛撫!
シャワーを浴びる前に、
つま先を愛撫されそうになったので
「まだ足洗ってないし、シャワーを浴びようか?」
とあわてて尋ねたら、
彼は一度、ん?と顔を上げたものの
私の言い分を無視するように
また視線を落とし、
「きたないわけないじゃないですか。
気にしなくていいんですよ。」
と、愛おしそうに
ゆっくりと舌先で指間をなぞりながら
伝えてくれました。
このとき、快感とはまた別に
彼の優しさに、胸がジーンとしました。
(足の指っていい性感帯なので、
いちど味を覚えるとクセになります。笑)
彼は、私の快感にコミットしてくれて
「相手が気持ち良くなるまで
徹底的に、何時間でも続ける!」
という姿勢が伝わってくるので
安心して身を委ねたくなるのです。
ちなみにセックスで主導権を握るには、
S(エス)っぽい雰囲気を出したり、
オラオラ系になる必要はないんです。
むしろ優しい物腰で、淡々と観察されて
刺激を続けられるほうが
もーーどうにでもして!
という気分になってくるものです。
「掌握される」
「支配される」
「委ねたくなる」
こんな信頼のベースになるのは、
やはり安心感です。
繰り返しますが、彼はセックス初体験でした。
彼の性格や見た目がタイプかと言われると
むしろ “真逆” だったし、
清潔感の部分が気になって、
ソワソワさせられる気持ちもありました。
おまけに、知り合って間もなかったので
お互いのことを深く知らない状態。
そしていわゆる学歴や職歴、
稼ぎがめっちゃすごいかと言われると
そんなこともない。
だから学校の同級生みたいな感じで、
「尊敬」「憧れ」「畏敬」とかも
ありませんでした。
別に彼のことをバカにしたいわけではなく、
「特別な色眼鏡は
全くかかっていなかった」
ということを伝えたいんです。
でも、セックスを中心として
彼と過ごした時間は
すべてが温かく、心が癒されるものでした。
忘れることができない経験のひとつです。
セックスの前後、
ベッドでゴロゴロとしている時に
「そういえば、
一緒に話したいことがたくさんあって。
忘れないように、
スマホのメモ帳アプリにメモしてきました」
そう言われたときには、
愛おしさで胸が締め付けられましたね…
セックスでただ快感を感じるだけなら、
そこまでハードルが高いことじゃない。
でもやっぱり、
「恋をさせてくれる」
「愛おしい気持ちがある」
こんな相手とのセックスって、
やっぱり本気で快感を取りに行こうとするし
別格になるんですよね。
彼の中には、
付け焼き刃のテクニックだけでは到達できない
マインドの部分がしっかりあったからこそ、
身を委ねたくなるし、
オーガズムにも到達できたと思っています。
気持ちのいいセックスの本質って?
じゃあ一体、経験値のない彼と
なぜ気持ちのいいセックスができたか?
一般的によく言われる「テクニック」の部分って、
” 引き出しの多さ ”
と言い換えられるのではないかと思います。
「性感帯への知識」
「気持ちよさが高まる体位」
「愛撫のバリエーション知識」
「ラブグッズなどのアイテム」
「言葉攻めのボキャブラリー」
などなど、知識だったり、
経験だったりがメインです。
引き出しの多さは、もちろん
多ければ多いほどそれに越したことはありません。
「こんな角度からプレイできるんだ!」
とか
「初めての経験!」
という目新しさにもつながりやすいですし、
マンネリ予防・解消にも効果的。
ただそれって
「調べまくったり、人に聞いたら得られる知識」
でもあるんですよね。
いっぽう、
「心から満たされて気持ちよくなれたなあ」
と感じられるセックスは、
引き出しの多さに比例するものではないんです。
むしろ、引き出しだけあって
目の前の相手をないがしろにしていたら
逆効果になることも多いです。
仮にテクニックが全然なくても、
その人の在り方・マインドが魅力的なら、
ただ肌に触れ合っているだけでも、
深い幸福感を得られることもあるんですよね。
なかなか言語化が難しいですが、
本当に幸せなセックスに欠かせないのは
「この人の前では感じまくっていいんだな。」
と、無意識領域で安心できるような感覚です。
そんなふうに感じられる相手には、
結果的に、だんだんと心や体が開いていきます。
ですので、どっちかっていうと
社会的地位がある人や超絶イケメンって、
むしろ、身も心も解放される
セックスに到達するには、
ハードルが高いのかもしれません。
「自分も弱いところを見せられないし、
相手も嫌われるのをおそれて、
本音をさらけだせない傾向がある」
という感じ。
(あくまでも傾向ですよ!)
例えばセフレとならばんばんイケるけど、
恋人とだと緊張してイケないって人もいますね。
逆に、
自分に弱みをさらけ出してくれる人、
性癖を丸出しにしても引かない人(むしろ喜ぶ人)、
気を遣う要素がなんにもない相手
だと、
感じまくってもいいんだな〜と思えます。
話を戻すと、
私を気持ちよくしてくれた彼は
肩書きとかは何も無いけど、本当に優しい男性でした。
日頃のメッセージの
やりとりから滲み出る気遣いや、
「話したいことをスマホにメモしてきました」
という、好意の表現だったり
セックス中でも、私の気持ちよさを
なにより大切に考えてくれたからこその、
足の指先から頭のてっぺんまでを愛でる姿勢。
と、こんなふうに
身も心もさらけ出して
気持ちよくなれたセックスって、
単純にテクニックだけで
爆イキするようなセックスより、
ずっと記憶に残ります。
女性の体を何人も開発しているプロや、
売れっ子のデリヘル嬢の友人が
強調していましたが、
「セックスをすれば相手の性格が分かってしまう」
「逆に、セックスしないと本当のことは分からない」
と、言われるほど。
セックスって、相手の心と身体をまるっと味わい合う行為なので
人としての在り方が
そのまま地続きで反映されるんですね。
セックスもなんでも結局「マインド」が土台。
今回は童貞だった彼との
体験をお話ししましたが、
在り方や姿勢が問われるのは
もちろん、セックスだけじゃないです。
童貞だった彼は
ふだんから話す相手をよく観察していて、
誰とでも円滑にコミュニケーションを
とることができるタイプでした。
この人はよく考えてくれてるなぁ
と心に残るセックスができた人は、
コミュニケーションそのものも
ある程度成熟していることがほとんど。
人のせいにせず、自分で考えて行動できる。
会話のキャッチボールができる。
という感じですね。
また、SNSの裏垢女子たちに
性生活のインタビューしていたときに、
(裏垢女子とは、ネット経由でセックス相手を
見つける女性のこと)
皆が口を揃えて言うことがあったので印象的でした。
それは、
「メッセージのやりとりをしている段階で、
どんな相手なのか、どんなセックスになるのか、
ある程度予測ができてしまう。」
というものです。
これ、冷静に考えたら
ちょっと怖くないですか?笑
文章から、マインドのレベルが
だいたい推測されてしまうってこと。
もちろん、実際にセックスしてみるまで
本当のことは分かりません。
でも、気遣いや知性など、
にじみ出るものは確実にあるということです。
例えば…
さえぎらず、ジャッジせず、相手の話を聴く。
相手はどんな気持ちなのかなぁって想像しながら、
自分の意見を伝えたり、質問をしてみる。
受け取った時の印象を考えて、言葉選びをする。
こんなキャッチボールが楽しめる人だと、
「セックスも丁寧なんだろうな」
「観察眼があるんだな」
と想像できるそうですし、
その直感はだいたい当たるとのこと。
これって、仕事のシーンでも実はあるあるで…
まわりの経営者・個人事業主界隈でも
ほんっっとに、よく言われてるのが
「仕事の依頼がきたとき、
相手の文章に違和感を感じたら
だいたいプロジェクトもこじれていく」
私の経験則でも、その通りだなと思っています。
…ということは、逆に考えると
セックスを通してコミュニケーションを学べば、
人としての印象も、仕事での評価も上がるということ。
これは私自身もめちゃくちゃ実感してることで…
動じないマインドを身につければ、
セックスや恋愛だけでなく
人間関係全般で「落ち着いてるね」と一目置かれます。
また、結果的に
セックスを楽しめた経験が充実するほど、
自信もついてきます。
セックスを探求することにより、
人生に好循環が生まれるんですね。
でも、いきなり「マインドを整えよう」
とか言われても困りますよね。
だからまずは
「いいセックスの追求」を入り口にして、
セックスで自分と相手を喜ばせることを練習しながら
マインドも一緒に底上げしていくのが
近道なんじゃないかなと思ってます。
しかも、セックスとコミュニケーションって
すべての人生に関係のあることですし、
究極のコミュニケーションの練習になるので
まさに、膨大なスキルの底上げになるんですよね。
学んでおくと、人生のコスパが良すぎます。
童貞だった彼は、日頃から周囲を気遣うことで
知らず知らずのうちに、
マインドが磨かれていたんだなと思います。
それが、たまたまセックスにも活きたというだけ。
マインドの土台がしっかりしていれば
たとえ経験がないようなことでも、
大きく踏み外すことは起こりにくくなるんですね。
彼からは、そんな大切なことを教えてもらえました。
そして…
とにかく、むちゃくちゃ気持ちよかったです。(笑)
コメントを残す