こんにちは、夏目江理です。
以前の私は、自分の顔も体型も服も
「外見」と呼べるものはすべてが嫌いでした。
学生時代にも「顔が可愛くない」「女性らしくない」と
よく笑われていました。
内面的にも、ぜんぜん自分に自信がなく、
依存・束縛しまくりのドメンヘラでした。
朝起きて呼吸をするのが嫌になるほどに
まいにち自己嫌悪にまみれていて、
もう、めちゃくちゃ苦しかったです。
でも今では、鏡に向かって思わず
「今日もかわいいねえ〜(笑)」と
自分に声をかけてしまったり、
「生まれてきて、この人と出会えてよかったなぁ」と、
幸福感をぎゅっっっと噛み締めたくなる
セックスとパートナーシップを実現しました。
私はマジで、女性としての自信が1ミリもなかったです。
お世辞にも綺麗だったり、
華やかな美貌があるわけではありません。
思春期には長期間いじめられていて、
「可愛くない」「顔が長い」「ブス」
など、顔面偏差値をジャッジされるのなんてしょっちゅう。
というか、今でも
「能面みたいだよね」
とか言われます。笑
「こんな自分のことを、異性が好きになるわけない」
といつも自信がなくて、
好きな人が女友達とコンビニに行くだけで発狂し
深夜まで鬼電を繰り返すなど、
相当ヤバいメンヘラだったと思います。
でも… 今なら分かります。
自己嫌悪やコンプレックスが多い人ほど、
セックスとコミュニケーションが上手くなれます。
相手の気持ちに寄り添うことができるし、
謙虚な姿勢で学ぶこと、聴くことができるからです。
とくにセックスの場では、
安心させ合うことが大切。
痛みを知っている人が醸し出す独特の安心感や、
言葉選びの感覚などがフルに活用されます。
イメージしにくいと思いますので、
具体例を交えて説明します。
もし、コンプレックスだらけの自分には
いい恋愛やセックスはできない…
と思っている人には、ぜひ読み進めてみてほしいです!
もくじ
震えておびえて過ごした日々が、すべて糧になる
例えば、私自身の経験をお話しすると…
中学校時代に先輩や一部の同級生から
いじめられていたこともあり、
当時は、自己嫌悪とコンプレックスの塊みたいに
なっていました。
可愛くないとかキモいとか言われてたので、
見た目も全然自信がもてなかったですね。
持ち物がなくなることや
イタズラをされていることはしょっちゅう。
また、私のほうは見ず、でも私に聞こえるよう、
クラスメートや吹奏楽部員のみんなの前で、
よく誹謗中傷をされていました。
「かわいくない」とか、
見た目のことはずっと言われていた気がしますが、
私の存在自体が気に食わないので
もはや一挙一動がいじめの対象になっていましたね。
私がいじめられていることは明らかでしたが、
自分が標的になることを恐れたのか、
周りの人は、誰も助けてくれませんでした。
誰にも助けを求められないまま、
なにごともなかったかのように、
毎日ふつうの顔をして学校に通ってしまいました。
親や友人に心配をかけたくない気持ちや、
「こんな卑怯なやつらの前で、傷ついてる
顔を見せてやるものか!」
という意地が捨てられなかったんです。
でも、そういう態度が生意気で、
ますますいじめたくなるんでしょうね(笑)
結局、先輩たちが卒業していなくなるまで
いじめは続きました…
これだけ聞いたら、
「なんかめっちゃ悲しい話」ですが…
実際には、このときの経験が
いまのセックスとコミュニケーションに
めちゃくちゃ役に立っているんですよね。
そもそも、当時の私にとって学校とは
「いつどこで攻撃されるか分からない
一瞬も気が抜けない、戦場のようなもの」
でした。
少しでも敵にスキを見せてしまったら、
いつ攻撃の言葉を投げかけられるか分かりません。
だからこそ、
相手の思考のクセや行動パターンを
自分の感覚と記憶だけを頼りに、
めちゃくちゃ観察していました。
「言ってもいい言葉」
「言ったらマズイ言葉」を
脳をフル回転させて、
選んで、外に出していました。
そもそもこの相手は、
素の自分を出していい相手なのか?
攻撃される相手ではないのか?
を、感じ取るセンサーもかなり発達しました。
その上で、
これを言ったら相手がどう思うか?を予測して、
死ぬ気で言葉選びをするのです。
こんな感じで必死にアウトプットするので、
授業とかで目に触れる文章も
どんどん頭の中に入ってきます。
「語彙力が豊富だね」
とよく言っていただくのですが、
思春期には死ぬ気で自己防衛していましたし、
自然と単語を吸収するチカラが
ついたんだと思っています。
ただ、そんな調子でいると
とにかく普通の会話でも、疲れまくります。
家に帰ったら、一気に脱力。
朝になっても全身の苦痛が抜けず、
なかなか起きられませんでした。
(私はずっと朝が苦手なタイプだと思っていましたが、
今現在はスッキリ起きられるようになっているので、
ストレスが溜まりすぎてただけか〜と気づきました笑)
いじめを経験しながら磨いてきた、
相手への観察力と、言葉選びの能力。
これはそのまんま、
セックスとコミュニケーションに活用されています。
まず相手に対して、
「こういう対応をされるのが心地いい/不快なのかな?」
という予測を立てていきます。
その後…
立てた予測をもとに、
私の言葉遣いを
相手の言葉遣いにチューニングしていきます。
とくにセックスの最中だったら、
相手が興奮する言葉ってなにかな?
と、推測しながら
実際に言葉をかけていきます。
「はぁっ…♡」とゾクゾクしてくれた場合などは、
その単語をヒット認定して、
頭のなかの引き出しにそっとしまっておきます。
反応がイマイチだった場合には、軌道修正。
こうして、特定の相手が好きな
言葉のセットを、こつこつと積み重ねていけます。
こうして、
ていねいに言葉選びをすることで
「今までセックスでは緊張してイケなかったけど、
丁寧にコミュニケーションとってくれたので
初めてイケました。感動しました…!」
とか、
「あなたとセックスするときには、
カラダだけじゃなくて、脳でイケるから
もう他の人とできなくなりました..。」
とか、嬉しいコメントをいただけることも。
そんなふうに喜んでもらえたら、
私の人生が救われたような気にもなるし、
めっちゃうれしいんですよね。
モテる女友達は「ペニスが小指ほどの男性」が最高と言った。
「コンプレックスを活用できてる人」
の例をほかにもご紹介します。
例えば、私が大学生時代の時に
むちゃくちゃモテるセクシーな女友達がいて、
その子に「今までで一番気持ちよかったセックスは?」
とたずねたら、
「ペニスが小指ほど小さく、挿入は楽しめないけど
その代わり、前戯がむちゃくちゃうまい年下男子」
と返ってきたので、驚いてしまいました。
触れ方がすごく気持ちよくて、
人生で初めて潮を吹いてしまった…と言ってました。
ちなみにその男子は、
前戯を研究していたらしいです。
挿入がなくても、
どうにか女性を気持ちよくさせたい!と
試行錯誤した成果だったんですね。
似たような例で、
ペニスに自信がないぶん、
手マン(指で女性の腟内を性的に刺激するプレイ)に
時間と手間をおしまない男性がいました。
実際にお会いしてみると、
物腰の柔らかい方なのですが
女性を喜ばせるために、
触れ方を研究したそうです。
彼の手マンが気持ち良すぎて、
その地域の風俗業界では有名人。
「あなたとするとき、ちゃんとイキまくりたいから
指名の順番、1日の最後にしていい?
そのまま寝たい(笑)」
と、風俗嬢さんに
事前に確認されてしまうレベルなんだとか。
コンプレックスの多い人ほど、セックスが上手になる理由
コンプレックスの多い人とは、つまり
「他人に向ける関心が大きい人」
でもあると思います。
コンプレックスを抱いたきっかけは
それぞれだと思いますが、
この他人に向ける熱量って、ズバリ、才能なんですよね。
それがネガティブな方向にいくと、
承認欲求や嫉妬などが激しくなりますが…
相手の気持ちを推し量る方向に
エネルギーを使えば、
集中力や配慮に変えられるんですよね。
例えば、
特定のパーツにコンプレックスがあるからこそ、
「恥ずかしい」
「隠しておきたい」
「そのままの形を認められたら嬉しい」
相手のこんな繊細な気持ちを、
痛いほどわかってあげられるかもしれません。
人の目を気にする性格の人こそ、
相手の心情を読んだり、
自分の見せ方を考える能力が育っている。
なかなか言葉が出せない人こそ、
言葉を「選ぶ感覚」をよく知っている。
能力が磨かれるのはもちろんなのですが…
「痛みを知っている人」って、
なんとなくだけど、
雰囲気で感じ取れるものです。
(もちろん、1ミリも表に出てない人もいますが…笑)
セックスは、安心のさせあい。
この人だったらなんか安心する…って雰囲気は、
それだけで、ものすごいメリットになるんですよね。
追伸…
「コンプレックスって、どうしたら無くなりますか?」
これはセックスカウンセリングで、
実際にいただくご質問です。
コンプレックスを完全になくすことって
難しいと思ってます。
うまく付き合うことはもちろん
できるんですけど、
そんなに簡単に解消できたら、
ここまで真剣に悩んでないよっ!って話で…(笑)
私自身、生意気な態度をとる性格は、
正直言ってそのまんまです(笑)
いまでも「不快な気分にさせたらどうしよう」と感じて
ハッキリ意見を言うことは怖いですし、
ついつい弁解の言葉をくっつけることも…
でも昔と違うのは、
それも自分の個性であり、強みだなと
認められるようになったこと。
恋愛やセックスを通して
「だれかを愛する練習をする」過程で、
自分の個性も、愛せるようになったんですよね。
また、
「コンプレックスは、人に話して初めて解消できる」
という心理学の学説があるそうです。
私も、信頼できるパートナーに
「昔はこんな経験があったんだ」と話して
受け止めてもらえるようになったので、
もうほぼほぼ悩むことはなくなりました。
「あなたはそのままで魅力的だよ。」
「補い合っていけばいいんじゃないかな?」
「むしろ、意志が強くてかっこいい。」
「もしもウザいと思ったら、直接言います(笑)」
こんなふうに受け止めてもらえたら、
安心して自分らしく振る舞えますよね。
感謝が尽きません…
こうして、
自分の性質を無理やり変えることなく
「ものの見方、考え方」を変えていったので、
人生がだいぶラクになりました。
コミュニケーションを学べて、
マインドを鍛えることができて、
本当によかったなと思ってます。
ちなみに、
自分の見た目を好きになるためにも
あれこれと試行錯誤してきました。
結論…サクッと「できる人」に
教わっちゃうのが、最も効率のいい方法でした。
整形をする勇気がなかったので、
もともとの顔面、骨格などは変わってません。
でも、
「どうしたら、垢抜けて見えるのか」
「顔と体のカッコいい見せ方」
を知っている美容のプロを頼り、
やりかたを素直に教わったんですよね。
そうしたら、自分でもびっっくりするくらい
「えーいいじゃん!!!自分!!!」
って気に入ってしまう外見のつくりかたを
知ることができました。
コンプレックスが完全になくならず、
今でも気になる部分はあります。
でも、自分が自分の特徴をきちんと知ってあげて、
美しく見せるために投資してあげている…
こんな満足感も手伝って、
コンプレックスはそこまで気にならなくなりました。
やれることはやってるので、もうあとは仕方ねぇっ!笑
って感じですね。
「プロにお金を払い、投資して、きちんと教わる」
のって、大事だなと痛感してます。
悩みって、同じレベルにいると解決できないんですよね。
「その道を通ってきた経験のある人」
「試行錯誤する時間をカットできる人」
に、さっさと教えてもらってしまったほうがいい。
(どれだけ時間がかかっても、
自分の力だけでたどり着くのがだいじなんだ!
という価値観の人もいるかもしれませんが…)
自己流で研究しようとして、
失敗続きだった、あの絶望感…
「やっぱ私はセンスないんだ」
「きれいな人には一生なれない、ブスとして生きていく」
こんなふうにひねくれていたので、
美容にそもそも興味がないフリをしてしまったり…
時間とお金をだいぶムダにしましたね(笑)
いまでは、
え、私ってこんなに綺麗に見えるんだ…
すっぴんでも垢抜けて見えるじゃん…
と、鏡を見てごきげんになる日々です(笑)
好きな人の前でも、だいぶ自信をもって
ふるまえるようになりました。
めちゃくちゃ単純です(笑)
あんなに長い時間をかけて
一人でどうにかしようとせず、
もっと早くに、素直に教わって、
さっさと人生を楽しくしちゃえばよかった…
という学びを得られましたね。
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