こんにちは、夏目江理です。
「いままでセックスしたなかで、
どんな形のペニスがいちばん好きだった?」
客室露天風呂つきホテルの一室で
親友とワーケーション合宿していたとき、
ふいにペニスの形状トークになり、
夜通し盛り上がってしまいました。
私たち2人の “推しペニス “は、
「腟が広がる感覚が好きなので、平均直径3cm以上の太さがほしい」
「突きの威力に関わるので、長さよりもカタさがあるとよき」
「ペニスの裏側がぽってりしている “子持ちししゃも”形が理想」
でした。
なかなかにリアルですね(笑)
まるで男性の体を品定めしているようで
ちょっと下世話かもしれませんが…
ペニスによって優劣を決めたりとか、
ジャッジしたいとかではなく
あくまで、「自分の好みの形は?」というテーマ。
ふざけてるようで、実は、ガチで真剣です(笑)
というのも、
なんらかの挿入を伴うセックスの場合には
「入れる」側の形状と
「入れられる」側の形状を考慮しなければなりません。
でもペニスの大きさや形状が異なるように、
女性の腟の形もひとりひとり個性があり、
アナルの形状も違いますよね。
つまり、形状がドンピシャで合うのって
めちゃくちゃ貴重なことなんですよね。
だからこそ、快感アップのためにも
「好みの形」を把握しておいてソンはない。
ということで、二人で言語化してみたんです。
「物理的な相性」はどうしても存在するし、修正しにくい。
私自身、「子持ちししゃも型ペニス」が
ドンピシャすぎて感動した経験があります。
そもそもセックスなんて、
気持ちいいと感じてなかった時代のこと。
彼は、とある仕事で出会ったアラフォー男性。
見た目・体臭・声が
めちゃくちゃタイプでした。
そこでまずはご飯に誘って、
「好きです!セックスしたいです!」
とスタンスが伝わるような
対話を繰り返しました(直球ですね)
そして、初戦の夜。
相手はとくにセックス慣れしているわけではなく、
もはやいきなり挿入しようとする感じ。
「はぁ、がっついてるなぁ」
と、ガッカリするかと思いきや…
「!!! オァー↑↑↑」
自分でも驚くような、
間のぬけたアヘ声が飛び出しました。
ペニスの挿入だけで、シンプルに、
意識が軽く飛びそうになるほどでした。
なんで?!
気持ちが盛り上がっていたから?!
と思っていたのですが、
あとから何戦交えても、
やっぱり毎度毎度
意識が飛びそうになる。
「気分や体調とは別の要素があるぞ!」
と、さすがに気付きました。
今思えば、
腟内の性感帯へのフィット度が
高かったんだと思います。
前戯をロクにしなくても、つねに最高だったので…
とはいえ、たまには前戯をきちんとリクエストしよう!と
相手にあれこれお願いしてみたのですが
慣れなくて、ぎこちない感じの
触りかたで終わったので
「くぅ、やっぱり挿入オンリーのほうがいいな…」
と、当時の私は
コミュニケーションを諦めてしまいました。
(本当に勿体無いことをした!笑)
あまりに挿入がすごすぎて、
もはや「子持ちししゃも型」の快感を
自宅でいつでも再現しようと、
似たようなかたちの挿入型バイブを購入したほどです。
(余談ですが、それが自分でラブグッズを購入した
初体験になりました。かなり真剣でした。笑 )
バイブにあまりにお世話になりすぎて、
バイブに被せるコンドームがどんどん減っていくので、
相手から
「他の人とたくさんセックスしてるの?!」
と疑われたのを思い出します(遠い目)
その方とお別れしてからも、
「あー、子持ちししゃも型だったらいいなぁ」と
心のどこかで期待している自分がいるのですが…
でも…
いね〜〜いね〜〜〜、ししゃもの形ちんぽ
全然いませんね〜〜〜〜!!!
ペニスの形は本当にひとりひとり違うので、
ししゃもの面影を追いかけても
なかなか同じようなかたちには出会えないわけです。
一方、世間的にみたら
「ペニスが大きくていいね」
と言われているような男性でも
私の腟に挿入したら、当たる角度がなんかヘンだったり。
十分に準備をしたとしても、
うーーん、ちょっと痛い…なんて感覚になるような
形の組み合わせの人もたくさんいるのです。
こうして、自分のタイプを知れば知るほど、
「物理的に合う」相性は
やっぱり存在するな〜と思わされます。
そして反対に、
「物理的に合わない」相性というのも、
残念ながら存在するのですよね。
例えば、「夫のちんぽが入らない」という
実際の夫婦生活がモデルになった私小説が
ベストセラーになりましたが…
他の男性なら入るのに、
夫のペニスだけがなぜか腟に入らないという
謎の問題と格闘するストーリーでした。
(ほんとに原因不明で、挿入ができないそうです)
そこまで極端な不一致はなくても、
工夫せず、自然に任せたままにすると
「なんか変なところに当たるな〜」
「あんまり気持ち良くならないな〜」
となってしまう組み合わせもあるんですね。
ほかにも、
・しっかりした骨格より、細身が好き
・日焼け肌より、色白が好き
・女性から男性に性転換した、中立的な性別の人にしか欲情しない
・高身長の人が好き
・体臭がなんとなく受け付けない
などなど、
物理的な好みは挙げていったらきりがないです。
でも、自分の物理的な好みだけを
寄せ集めた人間なんていませんよね。
高収入、高身長、高○○、巨根!!!などと、
まるで一昔前の婚活のように
形式的な条件を並べても、
なかなか理想の相手は見つかりません。
仮に見つかったとしても、
形あるものはいつかは変化しますし
無くなるものです。
見た目的なもの、また、肩書きや社会的地位も
いつ消滅してもおかしくありません。
セックスでいったらペニスの機能や、腟の機能。
体の可動域も変わります。
相手がドンピシャで「子持ちししゃも型」でも、
そもそもセックスの意欲が消えるかもだし、
勃起力がなくなるかもしれないですしね。
そもそも、自分の意識すらも変化します。
それこそ経験や体調により、
好みの形状も変わるかもしれません。
子持ちししゃも型が現状のベストでも
今後もっと凸凹がフィットする
系統が現れるかもしれません。
「ごんぶと肉巻きおにぎり系」とか、
「反り反りドラゴンバナナ系」とか、
新しい仲間がたくさん現れるかもしれません。
結論・・・
物理的な相性って、
いまある条件が重なって起きる
「奇跡」のようなもの。
そもそもが奇跡なんだから、
ラッキーなときに素直に喜べばいい。
だから勝手に期待して、
勝手にガッカリする必要はないのです。
「精神的な相性」のストライクゾーンを広げよう。
いっぽう、「精神的な相性」は
ある程度広げることができます。
要するに、生まれつきとか
いまある要素の出たとこ勝負ではなく、
「自分を磨けば、いろんな相手と相性よくできる」
んです。
自分のキャパを広げることで、
相手の要素も受け止められるということ。
いあわばキャッチャーミットの大きさを
ある程度広げることが可能なんですね。
例えば、
何歳になってもモテる経営者が
ふと口にした言葉があります。
「俺はだいたい誰とでも相性よくできる。」
ほんとか? それ自分で言う?
って感じですが笑、
その方は、いろいろな考えや立場の人と
ビジネス的な会食をしまくっています。
また、かなりモテるため、
幅広い年齢層の異性とのデートも
かなりの数をこなしているでしょう。
それゆえ、仕事でも恋愛シーンでも、
コミュニケーションスキルが
相当に鍛えられているんですね。
土台になるマインドとかキャパを育てれば、
「もともとの性格」という物理的な相性で
破綻することも格段に減るんですね。
私がその彼とセックスを何戦か交えたときも(交えたんかい)
「こうしたら気持ち良くなりやすいのかな?」
と推測して、試行錯誤してくれるので
二回目以降も、
触れ方がどんどん気持ちよくなり
「う、うまっ!最初と別人ですか?」
と、驚いてしまうほどでした。
だんどんと精神的な相性が合ってくるというか。
「女性って意外と簡単にイケるものだけど、
こうしてほしい!って伝えられない人が多くて
そこまで辿り着けないだけだと思う。」
とおっしゃっていましたが、
その通りだなと。
オーガズムって選ばれし体質だけが
たまたま辿り着くものというより、
自分の心身を知り、
それを相手に伝えることによる
信頼関係のたまものだなと。
たとえ子持ちししゃもペニスを
持っている人だとしても、
それを使いこなすコミュニケーションが
なかったら、セックスにおいては宝の持ち腐れ。
そしてぶっちゃけ、ししゃもペニスさんとは
早々に関係が終わってしまいました。
ペニス挿入だのみのコミュニケーションでは
長期的な関係は続かなかったです…
「相手を喜ばせよう」とか
「さらに気持ち良くなるには?」と
考え続けるマインドが
私や相手にもっとあれば、
一緒にいろんな扉を開けて、
さらなる気持ちよさを
楽しめていたかもしれませんよね。
(本当に勿体無いことをした・・・!笑)
マインドはすべての土台。
物理的な相性はその上に乗っかる要素です。
(割り切って、物理的な相性だけを
堪能する関係もありますけどね!笑)
物理的な相性を活用して
さらに楽しむためにも、
物理的な相性にとらわれず
相手と精神的に通じ合うためにも、
まずはマインドの土台を
育てるのが重要ということですね。
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